ブレードメーカー

翔泳社 1999年

どんなゲーム?

武器屋の主人として冒険者に武器を供給し、 冒険者達の冒険がどのように進むかを観察する、 経営シミュレーションゲーム。

攻略

攻略法については、既に りう氏のサイト「辣手神槍」 に詳しい記事が書かれているので、 重ねて書くことは避ける。

取説の記載とゲーム中のヒントの通りやっていれば、 目標の30万ゴールドは漫然とプレイしても達成できる。 要は、毎月第一週にやってくる冒険者に できるだけ最新の装備を供給しつつ、 一般客にブルーポーションを 売りまくれば良い。

ブルーポーションだけでも十分ではあるのだが、 利ザヤが一番大きいのはパワードだから、 できればブルーポーションとパワードを両方とも売れ線にしたい。 パワードを作ることができるのは4月以降なのだが、 3月以前の早い段階で冒険者にパワードを配っておくと、 4月に入って直ぐにパワードの人気が高まり売れ線商品にすることができる。 最初に持っている2個に加えて、 交易所で2個ほど買って配ると、ちょうど4月には売れ線になってくれる。

ゴールドを稼ぐことに関しては、武器職人、防具職人はあまり 当てにはならない。 遊ばせておくのがもったいないというなら、 武器職人にはスパイダー(銃 lv.2)、 防具職人にはブリガンダイン(金属鎧 lv.2) でも作らせておくといい。 ……これに関しても、選択肢はごく限られている。

ぼやき

取説の9ページには、 「肩入れした冒険者によってエンディングは変化します」 と書いてあるが、別にそんなことは無かったぜ! 5月末の時点で冒険者が6人とも生きていると、 6月にエクストラステージがあるよ、というだけだ。

表紙イラストは『精霊召喚』と同じく、ばいんばいんの女の子が 描かれているが、ゲーム中では2頭身のデフォルメキャラで 進行するのが、ちと残念であるな。 (一応、一人につき1枚ずつ大きいサイズのイベント絵はあります。)

ゲームのコンセプトとしては『マリーのアトリエ』や『リトルウィッチパルフェ』 の系統だけれども、 生産した製品を合成できるわけではないので、 結局は差益の高いブルーポーションだけ作ってろ って結論に落ち着く。 ここらへんで頭を使う局面がほとんど無いのが惜しいところ。

冒険者たちの冒険は、陰謀サスペンス風のシナリオなので、 それを見ているだけでも楽しめるかと。 戦力的にも僅差・辛勝なことがしばしばで、 負けちゃったときには、こっちが慌てて鎧の追加生産したりしてな。 割と楽しめます。

June 27, 2009


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