「ザ・ファミレス  史上最強のメニュー」(PS版) 攻略メモ

HUMAN、1998年

結論から先に言っちゃうけど

おすすめメニューを更新しろ! 放置するな!


どんなゲーム?

ファミリーレストラン運営シミュレーションゲーム。 顧客の要望に合わせてメニューを入れ替えたり、 疲労してきた従業員に「休憩してきていいよ」と指示したり、 細かいこともできますが、 このゲームの主眼は新しいレシピを開発すること。 これがなかなか思うようにならないところが苦労のしどころであり、 頭の使いどころでもある。

記録に必要なメモリ容量は10エリア。

概論

ゲーム内の一ヶ月は、平日24時間、休日24時間の合わせて2日間で代表される。 休日の24時を以て次の月に変わる。

雇用

新規出店したら、まず、そこで働く従業員を雇うことが必要だ。 最低限、店長と板長がいれば開店できるけれども、 どのみちすぐ5人いないと足りなくなるので、とりあえず1店舗あたり5人雇うものと考えよう。

従業員の能力値は人によりまちまちだが、 勤続年数が増えるごとに能力値は自然と上がっていく。 採用モードで表示される顔マークは能力値の成長の速さを表しており、 緑なら1年を待たずして50くらいまで成長するが、 橙だとシナリオ終了まで待っても70にすら到達しない。 ゲーム序盤であれば運営を軌道に乗せるために成長の速い 人材が望ましい。

尾条様子問題
従業員の能力は成長するとは言っても、人により能力値の天井が決まっており、 一部には50で成長が止まる人もいる。 長期戦の終盤では能力値が50までしか上がらない人ばかりだと不利だ。 特に、板長の「感性」が伸びないと、難易度の高いレシピの開発は概ね失敗するから、 板長の上限が低いのは困る。

とはいえ、序盤を乗り切るためには成長の速い人が欲しいし、 ここはバランス良く雇用するのがいいとしか言えない。

大雑把に言うと、老人、オッサン、おばちゃんは上限が低く、 若い人は上限が高いのだが、 その例外が尾条様子と案内嬢代である。 尾条様子は能力値が素晴らしい速さで育つが、 上限が50なので1年目の終わりを待たずして上限に引っかかる。 頼れると見るか頼りないと見るかは状況によりけりだ。

営業時間の設定

売り上げ金額は営業時間に比例する ので、営業時間は24時間営業にする以外ない。 ただし、開店している間は従業員の気力が減っていくので、 適宜ボタンを押して休憩するよう指示を出さなければならない。

閉店していれば、その間は気力は自動的に回復していくので、 プレイヤーの負担は軽いが、売り上げはその分下がる。

メニューの管理

24時を回ると前日のアンケートが集計される。 人気メニューと希望メニューが分かるので、 希望メニューを載せるように入れ替えていこう。 なお、「おすすめメニュー」のページは最初は空欄になっているが、 これは料理開発コマンドで独自に開発したメニューを置くための枠。

料理開発

料理開発コマンドは、 おすすめメニューに置く料理を開発する。 一ヶ月に1個まで開発できる。 もし、おすすめメニューがヒットしたら店の人気は大幅アップする。 よしんばヒット商品が作れなくても、 おすすめメニューを毎月一回まめに入れ替えれば、店の人気は維持できる。 一度もいじらないまま月をまたぐと、店の人気は暴落する ので、 開発メニューをたくさん持っておくことは経営上重要な 意味をもっている。

料理を開発するには、まず書籍を買う (書籍は無くても開発そのものはできるが、レシピ等が分からないと実際には難しい)。 書籍を読むとレシピが分かるので、板長にどの材料でどんな調理をするか指示を出す。 そうして待つことしばし。月末の24時に結果が分かるので、 成功したらメニュー入れ替えコマンドを使って、おすすめメニューに登録しよう。

おすすめメニューは、店に来ている客層に受けるようなものを選ぶのが望ましい。 うまく需要をつかんだらヒット商品になるかもだ。

レシピ本の記述は必ずしも絶対ではないみたいです。 例えば、冷製パスタや地鶏卵の茶碗蒸しのレシピには鯛が必要と書かれていますが、 実際には鯛が無くても開発できてしまいます。 さくらんぼの入らないミックスジュースも同様。 逆に、本に書かれていない材料が必要になることも。

あと、「豆製品」には納豆や豆腐は含まないみたい(未検証)。

なお、いったん開発したレシピは次のステージに持ち越すことができる。 持ち越したレシピは、ステージ開始時点ではブームがまだ始まっていない未使用状態になる。 逆に、購入した材料は持ち越せないから、 札幌でしか買えない羊肉等を使うレシピは、 札幌ステージをクリアするまでに開発しておかなければ二度と手に入らない。

素材

料理開発に使う素材の一部は、入手できる季節が限られている。

増築と新規出店

ゲーム序盤は既存の店舗を増築するよりも、新規出店を狙ったほうが有利。 立地条件の悪い小型店舗は、立地条件の良い小型店舗に勝つことはできないが、 条件の悪い小型店舗2件は、条件の良い中型店舗1件に勝てるのだ。 地価の安い町外れでも構わないので、とにかくまず2号店を建ててしまおう。

立地の差は、はっきりと売り上げの差として現れる。 立地条件の良い土地は、できるならばライバル企業より先に占有しておきたいところだ。 そのためには、あえて地価の安いところに速攻で2号店を建てて稼いでおき、 良い土地が買えたら古い支店は売り払う、なんていうオペレーションも必要かも。



未解決事項




ぼやき

見た目のポップさに反して内容は地味、というか、プレイヤーが介入できる箇所が少なすぎる。 つまるところ、工夫のやりようがあるのは、 開発したレシピをおすすめメニューに投入すること、 マップ上の有利な場所に店舗を展開すること、 この二つだけだ。

難易度としても、 何も考えずダラダラやっても負けることはまずないし、 逆に、綿密に作戦を立てて攻略しても大差で勝てるわけでもない。 プレイヤーの頑張りが結果につながらないゲームだと言えそう。 その割には手間と時間がかかるんだよなあ。

身も蓋も無い攻略をするならば、休日23時頃にセーブしてから 料理開発をして、24時に気にいらない結果が返ってきたらリセットすれば、 あっと言う間にレシピが揃うわけだが……。

あと、「シブーストがどういうものか分からない」とか、 「カルツォーネって何ですか」っていう人は、 あらかじめ調べてからゲームに向かうべき。 その方が絶対楽しいと思うし。


February 27, 2011

レシピ一覧を見る

表紙に戻る