FISH EYES

パックインビデオ、1996年

結論から先に言っちゃうけど

魚が全力で逃げているときは絶対に糸を引いてはいかんぞ。糸が切れるからのう。


どんなゲーム?

アクアルームへよく来たな。 この「FISH EYES」は魚釣りを気軽に楽しめるゲームなのじゃ。 もちろん初心者も歓迎じゃ。 渓流、湖でのえさ釣りやルアー釣りを楽しんでいってくれたまえ。

攻略

仕掛けを投げる

釣り場に着いたら、まずはボタンを押してメニューを出すのじゃ。 わしが「一言」欄にヒントを書いておいたので、まずはそれを読んでくれたまえ。 記事は数種類あるから見逃さないようにな。

仕掛けは最初にある「カーボン竿」「ヤマメ針」のままで大丈夫じゃろ。 ボタンを押すと、仕掛けを投げるぞ。 ボタンを長く押しっぱなしにすると遠くへ投げることができる。 投げている間は十字キーでも操作できる。 魚は流れが遅いところにいるので、流れが遅いポイントを狙って投げるのじゃぞ。 流れを遮っている岩の周りを狙うといいじゃろ。 水中に黒い魚影が見えることがあるから、それを目安にするのも良い。

アワセ

さて、魚が仕掛けに反応したらアワセ画面に切り替わるぞ。 わしが「一言」に書いた通り、仕掛けを底の方へ流すのじゃ。 糸をたるませないようにな。

魚が針を飲みこんだら、そこでアワセる…… つまり、糸を一瞬ピンと引いて針を引っ掛けるのじゃな。 アワセが遅いと餌だけモグモグ食われてしまう。 ボタンを押すのは一瞬だけじゃ。押しっぱなしにしてはいかんぞ。

糸を引く

針が引っかかると、魚は全力で逃げようとする。 ここで早まって糸を引いてはならんぞ。 魚の力で糸が切られてしまい、針を失くしてしまうことになるからのう。 まずはボタンを離し、魚が泳ぐに任せるのじゃ。 5秒ほど泳がせると魚は疲れて遅くなってくる。 そこで一気に糸を引く!ボタンを押しっぱなしじゃ!

魚が水面まで上がってきたら、暴れていないタイミングを見て 糸を巻き、魚を引き上げる。 これで釣果1じゃな。おめでとう!

もし逃げられてしまったら、メニュー画面から仕掛けを付け直そう。 餌を付け直すだけならボタンでショートカットできるぞ。

竿を立てる

魚が逃げているとき、ときどき魚が頭を振る動作をすることがある。 これは、糸をたるませて針を外そうとしているのじゃ。 そのまま糸をたるませておくと、針を外されて逃げられてしまうので、 糸を張らなくてはならないのじゃが、このとき間違っても糸を引いてはならん。 竿を立てるのじゃ。 竿を立てるのは、十字ボタンの右(→)を押しっぱなしにするのじゃ。

しばらく竿を立てていると、魚は頭を振るのをやめる。 このとき、おとなしくなっていれば、竿を立てるのを止め、糸を引き込んでもよいぞ。 逆に、また全力で逃げようとするならば、竿を立てるのを止め、糸も引かず、逃げるに任せるのがよいな。

アクアルーム

おかえり。 ここアクアルームでは、釣果を確認したりセーブしたりできるぞ。 釣った魚を水槽に入れて楽しむのもいいじゃろ。 水槽を見ているときに×、△、□ボタンを押すと、 魚に餌を与えることができる。 大事に育てれば長生きするぞ。

そうそう、奥の棚にメダルが飾ってあるじゃろ。 きみの釣りの腕が上がったら、そこに記念の印をつけてやろう。 まずはヤマメ10匹を目指すといい。 あせらず精進するのじゃな。




ステージ別攻略

ヤブ沢
上に書いた通りじゃな。まずは基本操作をマスターしてくれたまえ。 糸を引くべきとき、引くべきでないときを素早く判断することじゃよ。 ルアー釣りもできるのじゃが、糸を切られないようになるまでは餌釣りのほうが無難かのう。
渓流
ここではイワナが釣れる。アワセはヤマメよりも遅めで、針を飲み込んだことがはっきり見えてから引く。 このタイミングは数をこなして覚えるしかないのう。
小川
ここではタナゴが釣れる。アワセは早めじゃな。群れのいる場所を見つけられれば面白いほど次々釣れるぞ。
ヘラブナが釣れる。釣りの中でもヘラブナ釣りはちと異色じゃな。 アワセのタイミングもやや特殊で、 ヘラブナが練り餌の溶けたところをついばんでいるときは早すぎる。 針を飲み込んで、首を振ったあたりがタイミングじゃよ。 分かりにくいという場合は、一度、針をつついているヘラブナを放置してみると分かるかもしれない。
ブラックバスが狙いじゃ。 ルアーを投げたら、竿を左右に振ったりして、いかにも生きの良い餌が動いているように演出するのがポイント。 そうそう、葦に仕掛けを引っ掛けると、糸が切れてルアーを失くしてしまうから気を付けるのじゃ。
堰堤
アマゴが狙いじゃ。 難易度は申し分無く最難関。 今まで学んだことを全て注ぎ込んでファイトするのじゃ。



ぼやき

コンピューターゲームとしての「FISH EYES」は、突き詰めれば、 表示された魚の絵に合わせてボタン(、→)を押したり離したりするゲーム、ということになろう。 とても面白いとは思えないのだが、実際には面白いのだ! アタリを待つまでの緩い時間と、魚とファイトを楽しむ間の精神集中。 この緩急によって、適度な刺激があるのがいい。 また、現実の釣りよりもはるかに簡単に次々と釣れるので、達成感も満たされるのいい。 心が千々に乱れる毎日を送っている向きには、たまには釣り糸を垂れてみるのもいいかもしれない。
April 3, 2011

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