「ザ・シムズ３　レイトナイト」 気づき事項

生涯の願望「カクテル作りの達人」

レイトナイトで新たに導入された生涯の願望「カクテル作りの達人」。 ドリンク作り技能レベル10になり、かつ自分の店を手に入れるのが達成条件なのだが、 技能はともかく、他人の店を買収するには９万シムオリオンほど必要なので あまりにも大変だ。

実はこの「自分の店を手に入れる」は、 土地の利用区分がバーでさえあれば、営業している必要はない。 バースタンドすら有っても無くても関係ない。

オプション→「町の編集」を使って、適当な場所に10×10マスの区画を設定し、 利用区分を「地元パブ」に変更してみよう。 この土地なら$8,400で手に入る。 何もない更地だけれど、これで自分の店を手に入れたことになる。

バーテンダーの副業で稼ぐ

バーテンダーの副業でシムオリオンを稼ぐことができるが、 だいたいチップの金額は安いので、なかなか食える状態にならない……が、 ドリンクを１杯売って手に入るお金の金額がどうやって決まっているか が分かれば、ある程度工夫できる。

まず、バーテンダーの技能レベルや、作ったドリンクの品質は、 ドリンクの値段に直接には影響していない （あまりひどい品質のドリンクを作るとバースタンドからつまみ出されるが、 それは別問題だ）。

飲み物のベース価格

飲み物のベース価格は、ドリンクの種類によって$5〜$9。この差が最後まで響く。 「普通のドリンク」は最低ランクの$5だ。 オリジナルドリンクを開発できるなら、やっておくのが望ましい。 オリジナルドリンクを持っていると、客は普通のドリンクの代わりに そっちを選ぶことになる。 そのベース価格が$5より高ければまるまる得をすることになる。

店の人気ドリンクもベース価格が高いので、作り方を学んでおけば 収入アップのチャンスが増える （ただし、注文が入るかどうかは客次第だ）。

店の格式

ドリンク一杯あたりの値段は、ベース価格×店の格式補正を基準にして決まる。 格式補正値は、パブ級では1.0程度、 クラブ級では2.0程度、 ラウンジ級では3.0かそれ以上。

また、格式が高い店は、服務時間当たりで支給される時間給も高い。

はたらく場所はできるだけ高級店を選ぶに限る。ただし、ドリンク作り技能レベルが低いと、格式の高い店では副業を やらせてもらえない。 地元パブで副業するにはレベル２以上、 ダンスクラブならレベル５以上、 フュージョンラウンジならレベル８以上必要だ。

材料

バースタンドに材料を入れておくことで、ドリンクに材料を使うことが出来る。 「バーテンダーの副業をする」でバースタンドに就いたら、 「バースタンドの在庫確認」を使ってバースタンドに野菜やフルーツを格納しよう。 そして「次に使う材料を指定する」を使って指定しよう。

スーパーで売っている品でもいいので、 とにかくドリンクに材料を使うことで値段は上がる。 品質が普通〜良質くらいだと材料費の元が取れるかどうか微妙なレベルだが、 材料の品質が上がるごとに メキメキと値段が上乗せされていく。

問題は、店の格式によって値段に上限があるということだ。 どんなに贅沢な材料を使っても、 地元パブでは$15、スポーツバーでは$20、 ダンスクラブでは$60が上限になっているようだ。 高級ラウンジは青天井らしく、究極の生命の植物を使うと１杯$280を越える。 はたらく場所はできるだけ高級店を選ぶに限る。

なお、使う材料を自動設定にすると、材料は１杯につき２個ずつ消費されるが、 値段に影響を与えるのは１個だけである。 ２個目のほうは完全なロスだ。 材料はスタンドに１個ずつ補充するか、 まとめて補充してオーダーの都度手動で指定するか、どっちかだ。

「ドリンクの達人」チャレンジによる割増し

ドリンク作り技能のチャレンジの一つ「ドリンクの達人」を達成すると、 ドリンクの値段は1.2倍になる。 このことにより、前項で述べた店の格式による上限値も1.2倍に引き上げられる。

客の懐具合

客の懐具合によってドリンクの最終価格はプラスマイナス２割くらい変動するようだ。 特に、客が「倹約家」特質の持ち主だと値段は15%割り引かれる。 逆に金額が上がった結果、前項の上限を突破することもある。

サービスタイム

サービスタイムは全てのドリンクが半額。 バーテンダーの懐に入る金額も半分だ（端数切捨て）。

客がドリンクの代金を支払わない件について

ドリンクを出しているのにドリンクの代金がもらえないことがある。 このとき、ドリンクの材料はしっかりと消費されているのでたちが悪い。 左上のステータスをよく見ると、 ドリンクをシェイクした後、客に出す直前に行動が勝手にキャンセルされているのだ。 この理由はよく分からないが、シェイク中に行動をキャンセルされるような要因が 発生すると起こるようだ。例えば、 パラメータが下がってきて帰りたくなった、 客に写真撮影をお願いされるなどで行動が割り込まれた、 など。

バーテンダーの副業をするときは体調を整えてからということですな。 楽しさ度もよく回復させておこう。 楽しさ度が下がっているときには、ピアノの生演奏は吸引力が非常に高く、 誘惑に打ち勝つのは難しい。

セレブレベルが上がると、客にサインをねだられたり 写真を撮られたりと、行動が割り込まれやすい。 セレブでない方が仕事はやりやすいが…… だけど高級ラウンジに入れないとろくに稼げないし…… 難しいところ。

このほか、ドリンク作成の際にある確率で悪いドリンクを作っているようだ。 悪いドリンクを出すと、客は支払いを拒否して店から逃げていく。 バーテンダーにも怒られるし、カウンターに出入り禁止になることも。 悪いドリンクを作る原因は、単に覚えたばかりで練習量が少ないまま 出してしまうという場合ばかりでなく、 練習していてもある程度の確率で失敗しているようだ。 また、ドリンクに使う材料が見当外れだとダメで、 タマネギ入りドリンクを飲ませようとすると結構な確率で拒否される。

もちろん、この問題は克服できる。 ポセイドン級に熟達したバーテンダーは悪いドリンクを作ることがなくなるのだ。

ドリンクに使った材料の品質と、ドリンクの値段の関係

ドリンクに使った材料の品質と、ドリンクの値段の関係を、実際に測定してみました。 数字は、ドリンクを売ったときのバーテンダーの収入で、単位はシムオリオン。

客に出したのは全て「普通のドリンク」のみ。 サービスタイムの測定結果は除外しました。 また、客にセレブ、金持ち、倹約家特性持ちがいないことは確認済み。 「ドリンクの達人」チャレンジ達成後のバーテンダーを使っているため、 普通のドリンクのベース価格は$5のところ、若干割増しになっています。

データを読む

• 地元パブは$18、ダンスクラブは$72のところに上限があるのが分かる。 フュージョンラウンジはおそらく$180が上限だ。 これは「ドリンクの達人」チャレンジ達成により1.2倍された結果なので、 もともとはそれぞれ15,60,150が上限ということだ。
• ドリンクの値段がどうやって決まっているのかは、 この表からは推定しずらい。 単純に 「ウチはラウンジなんでパブの倍の値段でやらせてもらってます」 って感じではない。
• 品質が「普通」の野菜を使ったとき、店の格式によらず 野菜の基本価格が上乗せされているのが分かる。 また、上表の数字を1.2で割って材料無しドリンクの値段を引くと、 材料を使うことによる値段アップ幅はどの店でもほぼ同じということが分かる。
• ｛（具なしドリンクのベース値段×店の格式補正）＋（野菜の基本価格×品質補正値）｝ ×（達人補正1.2）×（サービスタイム割引） 、と考えると大体いい近似値が得られる。
• 品質補正値は、 普通1.0、良質1.5、上質2.0、特上3.0、極上4.0、最高5.5、究極8.0 としたときに、実測値に最も近くなる。
• 以上をまとめると、バーテンダーの収入に最も影響しているのは 店の格式による上限。 その次に効くのは材料の品質だ。

「レイトナイト」拡張データセットで新たに導入された不動産

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