『クリック メディック』 攻略メモ

1999年 ソニー・ミュージック エンタテインメント(制作はゲームフリーク)

どんなゲーム?


攻略

攻略については、INOUE Akitoさんの 『クリックメディック』不完全攻略データ や、 俺の屍を越える日記さん が詳しいので、ここではおおまかな補足のみ記します。

問診

実際にVB治療を始める前に、患部がどこにあり、バクルスの系統が何なのか特定しなければならない。 問診とカルテから、およその場所と系統を絞り込むのだ。 闇雲に患者の体内をうろついても、移動するたびに患者の体力は減っていくだけだ。

問診から、病原体の系列種類まで推定できる場合がある。

看護師に患者のカルテを見せてもらおう。バイタルから病原体の系統が推定できる。

患者に意識がなく、病名しか分からない場合もある。 病名はある程度の規則に沿って付けられているので、 患部や症状が絞り込める。

VBマシンのセッティング

VBマシンにはポッドが4つ付いていて、治療用バクルス等を最大4つまで持っていける。 ただし……治療中に手に入る体内物質やヌケガラを持ち帰るための空きをもっていたいので、 ポッドは必ず1つか2つは空けておこう。

問診とバイタルから、患部のバクルスの系統が絞り込めているだろう。 敵の系統の弱点になるバクルスを持っていこう。 ヒートラ系はニドルス系に弱く、 ニドルス系はゾルタン系に弱く ゾルタン系はヒートラ系に弱い。

あえて敵にとって得意とする系統を持っていくのも一策である。

患部へ移動する

患者の体内を移動していると、数回移動するごとに患者の体力とVBマシンのエネルギーが減っていく。 治療中に患者の体力が尽きると、強制的に治療終了となり、その患者は治療失敗となり転院となる。 もし、VBマシンのエネルギーが切れると、強制回収となり、 その週に治療待ちになっている入院患者は全員転院となる。 ぶっちゃけ、治療中のエネルギー切れは医療事故なので、何があっても回避するように。 なお、エネルギーがぎりぎりになってから撤退を決断しても、撤退する道のりでも エネルギーを消費することに注意。

患部に近くなるとBGMが変わるので、耳から入る情報も重要。

内蔵ルート
首筋→のど→食道→胃→十二指腸→空腸→回腸→大腸→S字結腸
空腸から回腸に移動するリンクは黄色リンクなので、実はランダムに2分岐している (いずれか片方に患部がある場合がある!)。
大腸(横行結腸)から動脈に入ることができ、足の方の血管に行ける。
骨ルート
脊椎→骨盤→腸骨→(……S字結腸から内臓ルートへ)
脊椎→肩甲骨→鎖骨→肩の関節→(……腕の骨へ)
鎖骨→ろっ骨→(……横隔膜→心臓)
血管ルート
二級VB医の認定が取れると大動脈が使えるようになる。 心臓の左側から大腸へ行くには、動脈を使えば楽に移動できる。
首筋→脳→心臓の右側→肺→心臓の左側→(……全身へ)
心臓の左側→胃→肝臓→大腸

骨ルートは体温が上がりやすい。血管ルートは血圧が上がりやすい。内蔵ルートは心拍数が上がりやすい

バクルスバトル!

患部にたどりつくと、病原体バクルスとの戦闘になる。 患部に治療用バクルスを設置して、敵を攻撃させるのだ。 基本的には敵バクルスに対して有利な系統のバクルスを設置して叩くわけだが…… あえて敵バクルスが得意とする系統のバクルス設置するのも策だ。 と言うのは、バクルスが放出する分子は自分が有利とするコアを目指して移動するからだ。 あえておとりを設置することで、敵バクルスの分子を見当はずれな方向へ誘導した上で、 本命になる治療用バクルス設置することで確実に勝利することができるのだ。

戦闘中に体内物質を送り込むことができる。 体内物質は画面全体に効果を及ぼす。

体内物質効果
ヘルパー分子数が増える
アミラーゼ攻撃力が増える
ペプチド生命力が増える
好中球生命力にダメージ
大腸菌分子数が減る
ペプシン分子が消滅する
B細胞体温が安定し、攻撃力が増える
ファージ生命力にダメージ
キラーT細胞を除去する
サプレッサー???
抗体???

バクルス合成

バクルスを倒すと、その跡にヌケガラが残ることがある。 このヌケガラを研究室へ持っていって 手持ちのバクルスの分子を合成することで、治療用のバクルスにすることができる。

第一配位子は、ヌケガラと同じ属性。 第二配位子は、ヌケガラの属性が得意とする属性。 第三配位子は、ヌケガラの属性が苦手とする属性。

分子の最低数は決まっていて、それを満たしていないと合成失敗となる。 第一配位子がヌケガラにくっつかなくなるまで加え、同様にくっつかなくなるまで第二配位子、第三配位子を加えたときが、 分子の最低数である。

ヌケガラに十分な数量の分子が配位したら、「実験器具を使う」を選択して分子を合成しよう。 実験器具は温める、溶かす、電気を流す、の3種類の中から選べるが、 コアの種類によって、適切な処理が異なる。

実験器具
温める溶かす電気を流す
ヌケガラの系統 ヒートラ×
ゾルタン×
ニドルス×

分子が多い方が強くなるが、分子が多いと失敗しやすくなる。 分子の数を増やすには、ヌケガラを入れたあと、まず第三配位子を大量に入れてしまうのがいい。 いくつ入れるのが適切かはトライアンドエラーで知るしかないと思う。

体内探索中にたまに手に入る「体内物質」を加えることで、 できあがりのコアの性能を多少変えることができる。 とは言っても、都合の良い効果かどうかは試してみなければ分からない。

体内物質効果
ヘルパー分子数が増える
アミラーゼ攻撃力が増える
ペプチドバクルスが生まれやすくなる
好中球生命力が減り、攻撃力が上がる
大腸菌分子数が減る
ペプシン分子が消滅する
B細胞攻撃力が増える
ファージ生命力が減り、攻撃力が上がる
キラーT添加した分子を消す
サプレッサー???
抗体???
モーグ細菌コアをヌケガラにする

治療で使った回数の多いコアの分子を入れるとレベルが上がる、という説明になっているんだが、 合成してできたコアのレベルがヌケガラのレベルを上回っているのは見たことが無い。 この機能は実装されていないんじゃないかと思う。 なぜなら、もし使った回数の多いコアの分子でヌケガラのレベルが上がるのであれば、 モーグ細胞を使うことで際限なくレベルを上げることができてしまうだろうからだ。 そもそも、治療で使った回数っていうのはどうやったら確認できるんだろう? ……まさか、試験管の液の高さだったりしないだろうな。

コアの合成中には間違って「Bボックスを使う」を押さないように注意! 「Bボックスを使う」を押すと、その時点の手持ちバクルスがメモリーカードにセーブされる。 せっかく手に入れたヌケガラを実験のために消費していると、 ヌケガラを失った状態でセーブされる。

トライポッド脳症

VB医ランクが上がって脳内に進入できるようになると、 世紀の難病トライポッド脳症の急患がやってくるようになる。 けいれんしていて、意識が無いなら、トライポッド脳症を疑うべきだ。 ……これは患者の状態だけからトライポッド脳症だと見抜かなければならないわけだが…… ピンと来ない人は資料室で医療情報誌『礎』を読むべし。 それでも分からない人はもう一度オープニングムービーを見るべし。

医療情報誌『礎』にある通り、 患部は大脳で、系統はニドルス系トライポッドである。

だが、 脳には異物の侵入を防ぐための脳関門という器官があって、通常はVBマシンと言えども 脳に入ることはできない。 トライポッドはどこかの脳関門を破壊して脳に侵入している、が、それはどこなのかは分からない。 VBマシンで脳に侵入できる経路は5つあり、 目の神経、鼻の神経、耳の神経、脳に行く動脈、そして延髄である。 このうち、VBマシンで侵入できるのは一つだけ。

トライポッドはレベルが高く、普通に強い。 また、分子数がやたら多い。 分子の対コア攻撃力が高く、治療用バクルスのコアが分子に当たると秒単位で殺される。 分子が多いため毒性が強く、治療中に患者の体力がみるみる減っていく。

最初に急患でやってくるトライポッド脳症患者に関して言えば、 脳関門を突破できるのは脊椎から延髄に入る経路である。 延髄→橋→視床下部→視床→後頭葉→左の頭頂葉、の順で移動するのがおそらく最短経路だろう。 敵バクルスは極めて強い。 敵分子があまりに多いので、まずは大腸菌で敵の分子生産能を下げる。 そしてファージか好中球で敵にダメージを与えておく。 ヒートラ系のバクルスを見当はずれな場所に置くと、敵分子はそっちへ誘導される。 そこへゾルタン系のバクルスを置いて敵コアを攻撃させる。 敵分子は対コア攻撃力が高いので、ゾルタンの位置取りには注意が必要だ。 障害物をうまく利用し、敵分子が届きにくい位置を占拠しよう。 もちろん、あらかじめ性能の高いゾルタンを合成しておくことは話の前提だ。

みごとトライポッドを倒せばスタッフロールだ。 もし倒せなくても、この患者は織田病院に転院するだけだから、 致命的な展開にはならない…… 葉山ナースがものすごく冷たいしゃべり方になるが、これは誰か急患を一人治療すれば元に戻る

その他

日曜日に退院する患者がいなければ、自由時間になる。 すると、交差点や駅前で、看護婦や元患者と会話ができるのだ。 これを狙うには、日曜日に退院する患者が出ないように、 患者の体調や投入する毒素の量を調整する。 ……いや、実際は調整なんかできないですよ。 わざと評価を下げれば患者の数が減るので、日曜は空きやすくなりますがね!


ぼやき


表紙に戻る