学校をつくろう!!2 攻略メモ

ビクターインタラクティブソフトウェア、 グルーブボックスジャパン 1998年


結論を先に言っちゃうけど

あのな、おまえら、生徒と教師の相性が悪いまま放置しすぎなんだよ。 相性がよくなるように配置しなおせ。 妥協無く、徹底的にだ!


概要

校長として学校を運営するシミュレーションゲーム。 必要な設備を増築し、クラスに教師を割り当て、部活の練習も面倒を見て ランクアップを目指そう。

余程のことがない限り手詰まりになることはないので、 ゲームとしてのチャレンジ性はあまり無いのだが、 設備のレイアウトに凝って配置をあれこれ考えるのが楽しい。 方眼紙の上で設計を練りに練るくらいこだわってみよう。

セーブに必要なメモリーカードの領域は15個、 すなわちカード一枚まるまる消費するので注意。

ボタン操作



ビギナーモード攻略

ビギナーモードの目標は学校ランクを一段階上げることである。 遅くとも四年目の初めには自然と学校ランクは上がっているだろう。

生徒を募集する

まず生徒を募集する。 1クラスに40人まで入れられるので、 とりあえず最大人数で募集しておこう。 多い方が授業料による収入も多くなるしね。 試験の合格ラインは高くすること。低いと不良が発生しやすくなる。

教師を募集する

授業のために教師を募集しなければならない。 教えなくてもいい教科なぞ無いので、9教科全ての教師が一人ずつ必要だ。 教師一人で最大5クラスまで担当することができるのだが、 最初は各教科一人ずつで十分だろう。

教師をクラスに割り当てる

メニューの「生徒の情報と設定」を押すと、各クラスの情報を見ることができる。 このモードで教師をクラスに割り当てるのを忘れてはいけない。 まずは担任を自動設定で決めてしまおう。 教科の設定も自動設定にしてしまおう。 具合が悪ければ後でいつでも変えられるので、まずは先へ進もう。

行事の設定

メニューの「学校行事の設定」で学校行事を設定しよう。 4月は既に始まってしまっているので4月の行事は設定できないが、 L1,L2で月を変えられるので、一年間の行事を決めよう。 基本的に行事は全ての月に入れておくものだ。 出費を伴うものもあるが大した金額でもないので、できるだけ多く入れよう。 どうしても出費が嫌なら、お金がかからない「校外清掃」を年4回まで入れることもできる。

生徒の要望を聞く 〜建設

生徒と教師が揃ったら、とりあえず開校することはできる。 しかし、いろいろなものが不足しているので生徒や教師は不満をもっている。 メニューの「各教室クローズアップ」を押すと、教室へ入って 日誌を読んだり、生徒から直接意見を聞くことができる。 恐らく「設備が足りない」と言われるので、足りない設備を建設していこう。

次年度の生徒募集

ひと通り校舎の設備が揃うと、生徒たちは「学校へ来るのが楽しいです!」とか 言い始める。 あとはじっくりと経過を眺めていればOK。 1月に入ると次年度の生徒募集が始まるので、忘れずに募集人数を入力しよう。 入学金も設定できる。入学金は初期設定では10になっているが、 これはかなり低い数字だから、適当に調節しよう。 (高すぎると2月12日に教頭がその旨を警告するので安心。)

ストレス

校長として最も大事な仕事は、生徒・教師のストレスを低く保つということだ。 メニューの「生徒の情報と設定」で各クラスの情報を見ることができるのだが、 ここに表示される「単位」「担任」「環境」といった棒グラフはストレスの量を示している (満足度ではないので注意)。 通常はゼロであるべきである。 ゼロでないならば、なんらかの不満が解消されずにいるということを意味している。

生徒のストレスが下がると、テストの成績が上がり、 そのことによって学校の順位が上がり、 学校ランクが上がる。 学校ランクが上がると入学応募者数は増えていく。 生徒数が増えれば収入も増えるので、設備を充実させることで生徒のストレスを下げやすくする。 こうしてゲームが進行していくのである。

生徒のストレスを放置すると不良化する。 教師のストレスを放置すると、長期休暇に入られてしまう。

生徒のストレス

生徒のストレスは4項目ある:
行事
学校行事が足りないことによるストレスだ。 ある月に行事が無いまま次の月を迎えると行事ストレスが10点上がり、 行事を行うと5点下がる。 行事ストレスがゼロの状態で試験を迎えたいのだから、 全ての月に行事を入れておくのが基本だ (厳密に言えば、試験は5,7,9,11月にしかないのだから、11月と2月には行事は不要だ)。
新年度を迎えるとき、4月分の行事設定を忘れがちなので注意。 前の年度の3月が終わるまでに、忘れず設定しよう。 1月の生徒募集と同時に、次年度の行事も設定してしまうのがお薦めだ。
教科
各教科の担当教師とクラスの相性が悪いことによるストレス。 教科の教師の名前が青くなっていれば相性がいい。 青が一番良くて、以下、緑(普通)、黄色(ちょっと悪い)、赤(すごく悪い)の順。 赤や黄色だったら、教師を入れ替えてみよう。 入れ替えてもダメなら、新しく教師を募集することも検討しよう。
また、教科の担当が空席だと、相性最悪と同じだけストレスが上がる。 かならず担当を設定するのを忘れないようにしよう。
担任
クラス担任とクラスの相性が悪いことによるストレス。 教科と同じ要領で、相性のいい担任を選んであげよう。
環境
校舎の設備が足りないなどによるストレス。 欲しい設備を校長に陳情しているのに建てずに放置していると、だんだん上がっていく。 いま何が足りないかは、 「各教室クローズアップ」で調べることができる。
あと、不良生徒がいる場合も、環境ストレスが上がりやすい。
校内美化施設(外灯、ベンチ、噴水など)があると下がりやすい。

教師のストレス

教師のストレスは4種類ある:
給与
給与が低いことによるストレス。 基本的に、意図して給与を上げてやらなくても 給与ストレスが増えることはないが、 校長に下げられた場合はその限りではない。
単位
各教科の担当教師とクラスの相性が悪いことによるストレス。 相性が青だと担当1クラスにつきマイナス1、緑で変化なし、黄色でプラス1だ。 相性の悪いクラスの担当を外せば、とりあえずストレスが上がるのは止まるが、 減りはしない。 減らしたければ相性が青いクラスの担当を割り当ててやるしかない。
生徒
クラス担任と生徒との相性が悪いことによるストレス。 部活の顧問をしている場合は、クラスだけでなく部員との相性も問題になる。
環境
校舎の設備が足りないなどによるストレス。 部活の顧問をしている場合は、部活の設備が足りないことも問題になる。 部活の顧問をしている先生のストレスは何かと上がりやすいので、 ときどき注意してみよう。
また、教師を解雇したり、不良生徒がいると環境ストレスが上がる。

建設

建設はこのゲームのメインディッシュである。 生徒はいろいろな設備を陳情してくるが、 要請されたら直ちに処理するようにしよう。 設備一覧を見る

教師と生徒の相性

教師の性格と生徒の性格の間には相性がある。 担任や教科担当と相性が悪いと、生徒も教師もストレスが溜まる。 相性が良くなる様に組み替えていこう。 クラス情報で表示される教師の名前が青いのが、相性がいい教師だ。
内気・従順淡白・温厚冷静・勤勉実行・活発
細心 ×
社交 ×
のんびり ×
おおらか ×
分析 ×
現実 ×
協調 ×
大胆 ×

クラブ活動

高校生活にはクラブ活動が必要だ。 最初のFランクの状態ならば、文科系クラブ、体育系クラブが各一つ必要。 メニューの「クラブの情報と設定」 でクラブを設置すれば、とりあえず部活動が始まる。 毎月始めに判定があって、レベルが伸びたりストレスが増えたりする。

クラブのレベルが全く伸びなかったり、ストレスが異様に増えてしまったり することがあるが、 これは顧問の選び方が悪いか練習強度が適切でないためだ。

顧問は、部員の性格と相性のいい教師であるべきだ。 相性が悪いと、クラブにも顧問の教師にもストレスが貯まる。
なお、教師のステータスを表示してR1,R2ボタンでページをめくると、 教師の抱負を読むことができるが、 クラブ活動が得意な教師を顧問にすると、 クラブのレベル成長が通常より1点だけ速くなる。 1年で12点の差が付くから結構な差だが、 相性ストレスが溜まるリスクと引き換えにする 値打ちがあるかどうかは状況による。 部員は、顧問が有能なら多少相性が悪くても我慢するみたいだ。

練習強度はどのくらいが適正なのかは、そのときの「練習」のストレスで決まっている。 設立した直後で「練習」ストレスがゼロならば、 とりあえずテクニックを最大、スタミナをゼロに設定すればOKだ。

部活ランクがEに上がったら部室を建ててあげよう。 また、体育系クラブはランクCに上がったらクラブ専用設備を建ててあげよう。 部室やクラブ専用設備がないまま続けると、部員のストレスが上がるばかりか、 顧問の「環境」へのストレスが上がっていく。



エキスパートモード攻略

エキスパートモードも、やるべきことはビギナーモードと同じだが、 ゴールが遠いことだけが違う。 達成目標は三つ:

学校ランクをAランクにしろ!

試験の成績が良ければ学校ランクは自然と上がっていく。 試験の成績は生徒のストレスが低いと良くなっていく。 ストレスを下げるには、一に相性、二に行事、三四が無くて 五に環境だ。

5つの体育系クラブを全て全国優勝させろ!

体育系クラブはランクA、レベル99まで成長すると全国優勝できる。 クラブの育て方については既に述べた。 だが、クラブの成長は遅いので、早めに体育系クラブを5つ 設立しておくのがお勧め。 学校ランクがDになった頃には5つ出揃うくらいのスピード感で設置しよう。

生徒数を1000人以上にしろ!

毎年の応募者数はランクが上がると自然に増えていく。 1学年333人以上にするにはAランクでなければならないので、 まずはランクを上げることだけを考えればいい。

生徒数1000人を収容する学校を建てるというのは、なかなか大変だ。

あらかじめ9個の教室をどこに置くかを計画してから 建設しないと、あとあと手詰まりになる。

クラブ活動は、最終的に体育系5つ、文科系5つになるだろう。 部室もそれに見合うだけの数が必要になることを念頭に置くこと。 体育系クラブにはそれぞれ専用施設も必要になるから、 そのための予定地をあらかじめ決めておこう。




ひとくちメモ

ぼやき

起稿:January 11, 2009
改稿:October 31, 2010


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