メルティランサー
銀河少女警察2086
開発：有限会社テンキー
1996年
結論から先に言っちゃうけど
ダウンさせるな！
概論
部下の美少女警察官（ランサー）に任務と訓練スケジュールを割り当てて、
任務を解決しつつ、能力値を上げる。
最終日における能力値によってエンディングが分岐するというゲームだ。
ランサーにやらせる仕事は、大きく分けて「待機任務」と「パトロール」の二種類がある。
それらと並行して、毎日の仕事が終わったあとの
余暇時間に訓練が行われ、それによってパラメータが上がっていく。
待機任務
待機任務を成功させるには、任務に対応した能力値がある程度必要だ。
任務によって必要な能力値は異なるが、
攻撃力、知識、魅力、体力、直感のどれかで判定されるから、
これらの能力値は余暇スケジュールによって上げていく必要がある。
熱意が低いと、能力値が高くても失敗しやすくなる。
終盤になると、難易度400以上の任務が多くなるが、これをこなすには
対応する能力値は60以上、加えて熱意もそれなりに必要だ。
（できれば攻撃・知力については80程度欲しい）。
能力値アップの天敵は「ダウン」である。
ダウンしている間は余暇スケジュールがこなせないので
能力値が上がらないのだ。
また、ダウンによる休暇では魅力も上がらない。
いかにダウンさせないかが、補佐官である君の腕の見せ所だぞ。
パトロール
イースタン・メトロポリスの９個の地域のいずれかをパトロールし、
治安度を上げていく仕事だ。
たまに犯罪者と遭遇戦になるので、攻撃力、防御力、敏捷度が
高い者が適任だ。
ぶっちゃけ、治安度が30を下回らない限りペナルティーは特に無いので、
合間にぼちぼちパトロールするくらいでも問題無い。
パトロールをこなせば個人評価値も上がるが、上がり幅は
待機任務より少ない。
目指せラブラブエンディング
このゲームには、ランサーとの結婚エンディングが用意されている。
その条件は以下の通り：
-
クリスマスを一緒に過ごすイベントを見ている。
-
ゲーム終了時に、対象の魅力が90点以上。
-
ゲーム終了時に、対象の階級が特級捜査官になっている。
それぞれの項目について、満たすために必要なことは以下の通りである。
①親密度を上げろ
親密度は隠しパラメータである。
クリスマスイベントを発生させるには、
12月25日時点で親密度が所要の値まで上がっている必要がある（※後述）。
週末の呼び出しをすれば親密度は上がっていく。
かなりたっぷりと呼び出し回数を重ねないと、フラグが立たないみたいだ。
仕事でダウンさせたり、任務を失敗させると親密度は下がるようだ。
②魅力を上げろ
取扱説明書30ページには、
日々のスケジュールで休暇を与えると魅力が上がる
と書いてあるが、実はこういう仕様にはなっていない。
正しくは、
余暇スケジュールに「休養」を設定すると、毎日+1点くらい
魅力が上がる。
呼び出しをしたときにも魅力は上がるが、
会話の選択肢によって+1か+2上がるだけなので、
魅力度を上げる手段としてはほとんど効果無いに等しい。
呼び出しは親密度（と熱意）を上げる手段と割り切ろう。
③特級捜査官に昇格させろ
これは仕事を確実にこなして個人評価値を上げていくしかない。
二級から一級に昇格するには個人評価が400ポイント、
一級から特級に昇格するには個人評価が600ポイント必要だ。
基本的には待機任務をやらせていけばいい。
特に緊急任務は評価値が大幅アップするので、評価値を上げたいランサーに割り当てるのがポイント。
エンディングの分岐
エンディングは６種類に分岐するようだ。
- ①結婚
- 前項の通り。
- ②アイドル
- 芸能界入りしてアイドル・女優になるエンディング
（メルビナだけは大統領候補になる）。
ゲーム終了時に魅力が90以上。
かつ、マスコミイベントを終了していること。
- ③昇進
- 警察機構で昇進するエンディング。
ゲーム終了時に体力、直感の両方が80以上、
かつ、50未満の能力値が一つもないこと（たぶん……）。
魅力が高くてもマスコミイベントを無視すると、ここに落ちてくることが多い。
- ④波乱万丈
- メルビナの仮面剣士などがこれに該当。
キャラクターごとに決められた特定の３つの能力値が高いとなるらしいです。
分岐の優先順位としては、「結婚」の次に優先される。
- ⑤転職
- 警察官を辞し、芸能関係でもない職に就くエンディング
（潤はレーサー、ナナは中学生など）。
直感が50以上（たぶん……）。
- ⑥失敗
- 転落人生です。
直感が50未満（たぶん……）。
ちょっとしたはずみでメルビナがこのエンディングに陥ることが多い。
あの人、直感が低いからなあ。
ＣＧ回収ポイント
キャラクターごとに決められた特定の月にＣＧ回収ポイントがある。
その特定の月に呼び出しを行っており、かつ、所要の能力値を満たしていると、
週の途中で、左上に表示されている顔が笑顔に変わる。
笑顔を維持したまま週末を迎えると、自動でＣＧ回収イベントに突入する。
クリスマスイベントも同様で、12月18日に笑顔になるので、
事前に分かる。
マスコミイベント
特級捜査官になり、かつ魅力が80以上に高まっていると、
マスコミイベントが発生する。
これは待機任務の一種で、特定のランサーだけが受けることができる。
マスコミイベントをこなしたランサーは、
ＣＧを回収した上、熱意が大幅に回復するぞ。
初期状態で熱意が低くて使い物にならないナナちゃんも、
このイベントを起こすと熱意がマックスになり、
一気に主力ランサーに変身するので、是非。
一口メモ
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週末に呼び出したときの会話に二択があるが、
一方は“熱意+10、魅力+2”であり、
もう一方は“熱意+20、魅力+1”になる。
-
ランサーに仕事を与えると熱意が少しずつ下がっていき、
休暇を与えると、熱意が回復する。
-
シナリオ上重要なイベントの進行は、
待機任務をこなした件数と強い関係があるようだ。
シナリオが早く進みすぎて能力値が育ちきらないまま終わって困る、
という場合は、わざと待機任務を放置ぎみにすると、
全体のイベント進行が遅くなるぞ。
-
逆に言えば、待機任務をおろそかにすると、シナリオが進行しないので、
時間切れバッドエンドのリスクが高まる。
-
待機任務に失敗したり、パトロールの戦闘で敗北すると、
親密度と個人評価値がダウンする。
このゲームでは降等されることはないから、
親密度を下げたくないランサーがひとたび特級捜査官になったら、
休暇を与えまくって守りに徹するという手もあるかもしれない。
改稿 April 28, 2010
初稿 April 10, 2010
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