『アイシア』
攻略メモ
2001年
アトラス(開発はタムタム)
どんなゲーム?
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ごく普通の高校生たちが異世界に飛ばされ、現地の戦いに巻き込まれる的な物語のRPG。
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戦闘ではフォーメーションを選び、それに応じたバリアーを利用できる。
バリアーの強さは、メンバーのラヴ値が上がると強くなる。
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「アーティア」というアイテムを入手すると、さまざまな効果の魔弾を合成することができる。
全体攻撃や状態異常、回復の魔弾もある。
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声優陣が豪華で、上田祐司、今井由香、菊池志穂、玉川紗己子、三石琴乃、大谷育江、保志総一朗、立木文彦、ほか。
ほぼフルボイスであり、音声セリフの量は非常に多い。
というか、RPGらしきオマケのついたCDドラマというべきレベル。
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ドラマに合わせてSDキャラが名演技を見せてくれる。
「立木に力いっぱい正拳突きを打ち込もうとして腰を低く構えるユカ」とか、
「名も告げずに立ち去った命の恩人と思わぬ場所で再会して目を丸くするひかり」
とか。
バリエーションは驚くほどだ。
攻略
攻略については、ハッパさんの
「アイシア完全攻略ツール」
が詳しいので、ここでは補足のみ記します。
アイテム
品名 | 効果 | 値段(Can)
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学食のパン | HP300回復 | 非売品
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傷薬 | HP600回復(小回復) | 4
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回復薬 | HP1400回復(中回復) | 12
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長寿薬 | HP3000回復(大回復) | 120
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特効薬 | HP全回復 | 500
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復活の宝珠 | 気絶から復帰する | 20
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毒消し草 | 毒を治療 | 6
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目覚めの粉 | 眠りを治療 | 8
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ウサギの尻尾 | 麻痺を治療 | 10
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万能薬 | 気絶以外の状態異常を治療。DEF低下も治療できる。 | 50
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ムスラの結晶 | 敵との遭遇を抑える | 300
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ケムケム草 | 戦闘から100%逃走 | 200
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ソニック弾 | 強化した銃弾 | 20
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Hソニック弾 | 強化した銃弾 | 60
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ストロング弾 | 強化した銃弾 | 150
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ソニックアロー | 強化した矢 | 10
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Hソニックアロー | 強化した矢 | 40
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ストロングアロー | 強化した矢 | 100
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第2章の月光の塔では、暗闇を照らすために光跡というアイテムが必要だが、
意外なほど短時間で効果が切れるのでちょっと多めに買って行きたい。一本10Canだ。
あと、毒攻撃もあるから、毒消し草も多めに。
ボス対策にソニックアローも欲しい。
状態異常
- 眠り……SDキャラが青くなる。何もしなくてもそのうち自然に戻る。
- 毒……SDキャラが赤くなる。毎ターンHPが減っていく。
- 麻痺……SDキャラが黄色くなる。行動できない。
- 気絶……即座にHPがゼロになり退場する。バリアー構成要員が退場するとバリアーも消えてしまうため、大ピンチである。
治療薬が買い揃えられないなら、無理して突入しないほうがいい。
敵の特殊攻撃については、
状態異常を起こすモンスター一覧
を見てください。
魔弾
「アーティア」というアイテムを入手すると、
TIPを消費して魔弾を合成できるようになります。
魔弾の一覧は、
魔弾一覧
を見てください。
その他
- 第1章以外は必ずダンジョンの外に商店や宿がある。
- 戦闘時にはターン開始時に射界に入っていない敵は攻撃できない
(標的として指定できない)が、
オートモードにしておくと、敵のターンで敵が射界に飛び込んできた場合は
自動で攻撃してくれる。
- 武器を替えると、SDキャラクターのグラフィックも変わる。
- エンディングの分岐は、10章後半のカーライル地下廃墟地下3階の
竜の紋章のコンテナで確定する
(秋穂先生のみ9章の神木ドームで確定)。
10章前半のダンジョンにはおしゃべりイベントが全くないので、
カーライルのアルバイジャン宅で一個セーブを作っておけばOK。
地下廃墟の1階から2階へ降りる階段、および2階から3階に降りる階段に
おしゃべりイベントがあるので、
階段を何度もうろうろしてラヴ度を調整しよう。
ぼやき
- 台本が冗長。
- ごく普通の高校生が異世界に飛ばされる物語といったら、
あっと驚くようなオチにはならないわけで、
ましてやパーティーメンバーに大人気声優をそろえているときたら、
ラストは想像できる範囲内でしかない。
- 攻撃や魔弾の演出、エフェクトが長すぎ。没入できない。
- メッセージをスキップできるが、×ボタンを1回押すとメッセージが一括表示される。
そこから1秒後に音声が停止し、ページ送りボタンが表示される。
もう一度×ボタンを押すとスキップできる。なぜ待たせる?
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音声をOFFにすれば幾分快適にはなるが……このゲームでそれをやっちゃあ、
ハンバーグ定食からハンバーグを抜くようなものだ。
- フォーメーションによってさまざまなバリアーを運用できるのだが、
フォーメーションを理解し活用すれば倒せない敵も倒せるようになるのかというと、
そんなことはない。
むしろ、普通なら倒せるザコ敵がこちらの射界外に逃げ出して一方的に撃たれることが
よくある。
フォーメーションはプレイヤーの足かせにするために存在するようなものだ。
- ダメージ量が表示されないので、効果があったかどうか確認できない。
- このゲームでは魔弾が物語の鍵になっている(という設定になっている)のだが、
はたして魔弾が通常弾より強いのかどうか、確認のしようがない。
- 魔弾には属性があるらしいのだが、属性を変えると効果が上がるのかどうかも
確認できない。
- 派手な演出が付く陽神召喚の魔弾を使うよりも、
店で売っている「ストロング弾」が一番強い気がする。
ラスボスもストロング弾オンリーで十分。
一発150Can、お買い得です。
(というか、おそらくラスボスは全属性耐性を持っているように見える。
だから無属性のストロング弾が強い。)
- フォーメーションで発生するバリアーも、指輪の属性によって性能が変わるらしいが、
はたして効果は出ているのか。確認できない。
- そもそも、敵の攻撃属性が表示されるわけでもないから調べようもない。
炎、氷、雷、土、風の5属性があるはずなんだが。
- 結局、
ストロング弾と治療アイテムを大量に買い込み、一番数字が高い装備でゴリ押し
という楽な(頭を使わない)プレイスタイルになりがちだ。
それでも問題なくクリアできるのだから仕方ない。
魔弾もバリアーも、ゲームを楽しくする方向には働いていない。
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ロールプレイングゲームとして見た場合、システムは2001年時点で見ても古臭い。
まあ、CDドラマのおまけと思えば「こんなものか……」。
ギャルゲーとして見た場合、パーティーを組んでいる女子は、
一緒に異世界に飛ばされた同士なので、終始好意的であり、
ダンジョン探索中も「ねえ、翔。今ちょっといいかな?」
という感じでしょっちゅう話しかけてくる。
万遍なく全員と仲良くしてラヴ度を高く保つのが基本なので、
平たく言えば常時・全方向モテモテであり、悪い気はしない。
ただし、攻略してモノにするという喜びは得られない。
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ハーミー可愛いよハーミー(CV:大谷育枝)。あざといほど可愛い。
設定資料では12歳だが、どうみてもそれ以下だろコレ。
ハーミーEDも有ります。
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って言うか、このシナリオ進行だったら、
全員とラブラブなハーレムEDの方が自然な気がするのだが、
どうだろうか。
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