プレイステーション2用 バンダイナムコゲームス 2006年6月発売
格闘アクション。 女子高生拳法家“蘭”を操作して、チンピラの群れやライバル格闘家を倒せ。 バーチャファイターとダイナマイト刑事の中間のようなゲーム。 ただし、アイテムを消費して必殺技が出せる。
ライフ制、残機無し、コンティニュー無しなのに、
セーブ無しの5連戦とかがある。きっついぞー。
プライムマットで優勝したあたりでギブアップですわー。
左スティック | 移動。敵が近いときは敵を向いたまま摺り足移動。遠ければ走り。 |
R1 | 立ちガード |
R1を押しながら 左スティックを下に倒す | しゃがみガード。アイテムを拾う動作も兼ねている。 |
△ | 上段攻撃。相手がしゃがんでいると空振りする |
□ | 中段攻撃。しゃがみガードを破ってダメージ |
× | 下段攻撃。立ちガードを破ってダメージ |
○ | 範囲攻撃。ガード不能攻撃。こちらの無敵時間はないので、敵に囲まれた時には役立たない。 |
スティック一回転+攻撃ボタン | 強攻撃。発生が遅いので敵に押されているときには使えないが、破壊力は凄い。 |
R1+L1 | 吹き飛ばし。いわゆる緊急回避技。スタミナを消費する。R1とL1を同時に押すよりも、R1を押した状態でL1を押す感じのほうがうまく行く。 |
L1 | ジャンプ。ジャンプ中に攻撃ボタン(どれでも一緒)を押すとジャンプ攻撃。ジャンプ攻撃は中段判定になっている。 |
L3 | 体力回復。スタミナを消費して体力を回復させる(L3は左スティックを押し込む操作です)。 |
L2を押しながら 左スティック右左 | 流派切り替え。ガード中、ダウン中は受け付けない。安全なところで操作しよう。 |
十字ボタンの左右 | アイテムの選択 |
十字ボタンの上 | 選択したアイテムを使用する |
ストーリーモードは雑魚ステージとボスステージから成る。 雑魚ステージは、裏路地などの複雑な地形に雑魚キャラがうろついている。 全て倒すと次のステージに進むことができる。 このときにセーブできる。 ステージを進むときは、体力とスタミナは持ち越しになる(自動では回復しない)。
ステージ開始時には、必ずアイテムが5個ランダムに配給される。
ボスを倒すと、ボスの持つ流派が使えるようになる。
まずチュートリアルで操作をマスターせよ。 といっても、このゲームのチュートリアルは不十分なので、 最初の道場の場面で(裏路地へ出る前に)いろいろやって覚えよう。 ガードの方法を覚えろ! 打撃や投げのリーチを覚えろ! コンボも練習しよう!
このゲームは、 システム的にはバーチャファイターと似ている (投げ−打撃−ガードの三すくみ & 投げを警戒してしゃがむのを中段打撃で浮かす読み合い)。 一番重要なのはガード!R1でガードだ! 加えて、下段ガードも重要だ。R1を押しながら左スティックを下へ倒せばしゃがみガードだ。
打撃や投げの間合いも覚えよう。 実戦ではからぶりは許されないぞ! なぜなら、敵はこちらの空振りに反応して緊急回避技で吹き飛ばそうとするからだ。 居合拳は特にリーチが短いから、リーチ不足の空振りには注意が必要だ。
たとえ相手がチンピラであっても一対二は無理ゲー。 雑魚チンピラ二人が打撃と投げを同時に出してくることもあるから、 通常の打撃とガードでは絶対勝てないぞ。 敵はこちらを視認すると追いかけてくるので、忍んで歩いて一人ずつおびき出すのも リスクを下げる効果がある。
ハードモードや組手モードでは体力ゲージが親指の幅ほどしかないことから推測すると、 バンナムとドリームファクトリーは、対ザコ戦はほぼノーダメージで勝てると考えている としか考えられない。 しかし、いったいどう戦うことを想定しているのか……いろいろ試してみました その結果は……
結論から言えば、必殺技を使うしかない。 ただし、必殺技は出てしまえば無敵があるが、出掛かりは無防備なのでガードも併用すること。 食らっている最中に出そうとしてもザコパンチで出掛かりを潰されることすらある。
あと、ザコが1ステージに6〜7人とかいるときはアイテムが足らないので 工夫が必要だ。 複数のザコに囲まれたら、まず緊急回避(R1+L1)でダウンさせる。 するとザコ敵はほぼ同じタイミングで起き上がってくるので、そこへ必殺技を重ねる (アイテム消費。十字パッド上)。 これで敵体力は八割がた奪えるだろうから、 あとは位置取りを工夫するなりして敵を一対一に持ち込んで打撃や投げで倒す。
アイテムはステージをクリアする都度補充されるので、わりと気前よく消費してしまって 構わない。 むしろ、体力はステージ間持ち越しなので、アイテムをケチって体力を消耗するのは愚策だ。
ステージの最後にセーブできる。 セーブして一旦ゲームを終了してからロードしなおすと、セーブした地点からやりなおすことができる。 このとき所持アイテムもランダムに配給され直すので、 回復アイテムを使えるだけ使って、もう一度セーブを繰り返せば何度でも回復できる。
ステージ途中で負けてゲームオーバーになっても、システムデータはセーブしよう! ボスさえ倒していればVSモードでボス戦を練習できる。 ボスをより少ないダメージで撃破すれば、次はクリアできるかも。 このゲームにはトレーニングモードなんてものは付いていないので、 VSモードで練習しよう。
雑魚もアイテムを使う。 回復アイテムで回復するのみならず、パワースターやら必殺技まで使う。 さらに言えば、雑魚チンピラも強攻撃を使うぞ……。
居合拳の中段コンボに□□□→□というのがあるが、 4段目が浮かし技なので、このあと下段蹴り××が入って6ヒットになる。 ただし、4段目のレバー入れは敵のいる方向へ入れること。 画面上で敵が前に見えているなら、左スティックを倒す方向は右ではなく上(奥)でなければならない。
居合拳には隠し技がある。 レバーを敵の方向に入れて□(中段攻撃)すると、普通の中段とは違う浮かしアッパーが出る。 当たれば敵は大きく浮く。 また、R1ボタンを押しながら打撃ボタンを押して攻撃することもできる(下表)。
R1+△ | 裏拳 |
R1+□ | 投げ。敵の上段ガードを破ってダメージを与えるので重要技だ。なお、敵の正面から投げると一本背負い、背後から投げるとジャーマンスープレックス。 |
R1+× | ロードロップキック |
R1+↓△ | ハイキック |
R1+↓□ | 浮かし蹴り。相手は浮いてダウンする。 |
R1+↓× | ロースピンキック |
薄暗い裏路地でチンピラに囲まれる殺伐としたステージ。
チンピラに囲まれたら緊急回避と必殺技で蹴散らせ。
アイテム使用を惜しんではいけない。
組事務所にいる連中は、やや強いのが混じっているので、一遍に全員相手をするのは無理だ。他のとは別扱いにして一対一で勝負すると楽だ。
ビリンを倒すとカポエラが使えるようになる。居合拳よりリーチが長いので、遠目から蹴るにはいい流派だ。やや発生が遅いのが玉に瑕だろうか。中段と下段を振るコンボが標準で装備されているので、ガードを上下に揺さぶり、しゃがめば中段蹴りで浮かし、立ちガードすれば投げろ。
比較的短くて楽なステージ。リング脇は細長いので、できるだけ一対一に持ち込もう。 ユンボナニワを倒すとプロレスが使えるようになる。 ステージボスの対ラッキー下田戦は、流派がプロレスに固定され、流派切り替えが使えない。 取説の26ページにある技表を参照せよ。
プロレスはレバー入れ□からの強力なコンボがある。 また、中段打撃を警戒して立ちガードした相手をパワーボムで仕留める組み立てが有効だ。
森の小路に点々とクマが立ちはだかる。 基本的に一対一なので、そうそう酷い目に遭うことはないだろう
このステージではセーブできない。 ボスクマの前でセーブしたら、次にセーブできるのは次章のザコ×5を蹴散らした後だ。 しっかりガードして、気前よく必殺技を使って行けば、そうそう酷い目には遭わないだろう。
セーブポイントが少ない上に、 さほど広くも無い道場でザコラッシュを受けるのがきついが、 必殺技を気前よく出していけば耐えきれる。 雑魚のうち、スキンヘッドのやつは体力が多いので、他のとは別扱いにして一対一で対処したい。
ウェンロンを倒すと八極拳が使えるようになる。
ハードモードは、初期体力はゲージがとても短い! 体力が満タンのときに体力回復アイテムを使うと、その分だけ 体力の最大値が増えるので、 それを利用して体力を増やすしかないようだ。
公式サイトの情報によると、 ハードモードでステージをクリアするごとにサブステージがアンロックされる。 サブステージでは、「カポエラのみで5人倒せ!」などの課題が出され、 成功するとキャラクターが増えるらしい (出典「バンダイナムコ 武龍 公式サイト」 http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/ps2_wulong/gamesystem05.html)。
ハードモードではアイテムの合成ができる。 アイテムの合成は、同じ種類のアイテムを同じ場所に捨てることで行う。
必殺技を同種の必殺技と合成すると、破壊力が1.5→2.0→……と増していく。 強化されたアイテムを床に置いておいて、そこへ普通のアイテムを投げ込むようにして使う (※逆は不可。普通のアイテムを床に置いて、そこへ強化されたアイテムを投げ込むと、 1.5倍からやり直しになるぞ)。 パワースターの場合は合成するごとに有効時間が15秒→20秒→25秒→……のように5秒ずつ増えていく。
リュックを床に置いた状態で、リュックに向かってアイテムを投げると、そのアイテムはリュックの中に入る。 中身を出すには、リュックを所持した状態でリュックを使用すると、 中身が床に飛び出し、リュックは消費される。
そのまま消費するものではない。 ハードモードではステージをクリアしてもハートが無ければセーブできない。 ハートが所持品に入った状態でステージをクリアしたとき、ハート1個と引き換えにセーブできる。
カメラワークが悪い。 壁や障害物の近くに立つとカメラが俯瞰になるので敵が見えない。
主人公の蘭は一子相伝の居合拳の伝承者という設定なのだけれど、 ゲーム中はほとんど必殺技で切り抜けるプレイになる。 じゃあその設定いらないだろ!ジャイアントスイングと竜巻旋風脚と波動拳が使えるだけの普通の女子高生が バッタバッタとモブを無双するゲームでいいじゃねーか。 ゲームのコンセプトに無理はなかったですかねぇ……。
終盤ではセーブ無しで5連戦なんてのもある。 それを考えたら、限りなくノーダメージに近い状態で勝ち進みたいが…… 序盤の裏路地ザコ4人あたりで既にガードしようが何をしようがなすすべもなくお手玉状態になる。 まるで胴上げですよ。 まあ、アイテム使えっていう解法はあるわけですが、アイテムを使うための 立ち回りもそれなりに慣れが必要ですし。 「バンナムは購入者を楽しませる意思が無い」と言われるのも仕方ないかな、と。
ステージボスを倒した後、セーブ無しで次章に進むのはやめてもらえませんかね。 直後のザコ戦で死んだら、前の章のボス戦からやり直しですからね!
範囲攻撃(○ボタン)は何のために入っているんだろう。 上で検証したとおり、ザコに囲まれたときには使えない。 対ボス戦ではもちろん使わない。 いや、俺の修行が足りないだけで、何か凄い使い方があるんだろうか……。
チュートリアル不足。 プロレス技とかカポエラとかも好きなだけ練習させてくれよ。 女子高生が多彩な格闘技を披露するのがこのゲームの肝だろうに。 あと、隠し技が多すぎるのは、単に説明不足だろ。
アイテム合成は意味無いな。 セーブに必要なハートを作るのが狙いだが、セーブはできて当たり前の機能なんだから単に余計な手間を増やしているだけ。 必殺技がパワーアップするのは意味あるのかな…… 1.5倍火力を一発使うより、通常火力を二発出した方が有利じゃない?
「とりあえず『バーチャ』のシステムをパクることに成功しました! とりあえずパンチも投げも出せますよ!」 という状態で発売しちゃったという印象。 確かにバーチャとほぼ同じことができるって言うのは、それ単独で凄いことだとは思うけど、 あちこちに「普通のゲームなら付いているはずのものが付いていない」という 作り込み不足を感じる。 女子高生ファイトがやりたければ、『あすか120%』や『みさきアグレッシヴ!』 あたりプレイする方が快適だしお手軽だねェ……。 と、言うか、このゲームの正体は『アバラバーン』なのかな……。
一部の技の名称は推定です(取説にもチュートリアルにも出てこないので)。
改稿:August 22, 2016
起稿:August 21, 2016